悠翔会20周年 ― 目の前の一人を大切に、仲間と歩む次の20年へ
20年前、たった一人で始めた在宅医療。
あの頃には想像もできなかったほど多くの仲間に恵まれ、全国各地で、日々多くの患者さんの暮らしを支える組織になりました。
昨日、悠翔会の創設20周年記念パーティを開催しました。
会場に集まってくれた仲間たちと支援者のみなさまのお顔を見ながら、改めて感じたのは、この20年は決して一人では作ることができなかった、ということです。
日々、目の前の患者さんに向き合い、悩み、考え、時には失敗しながらも、よりよい医療を届けようと努力を重ねてきた一人ひとりの仲間たち。
その積み重ねが、今の悠翔会をつくってくれたのだと思います。
本当にありがとうございます。
優れた仲間に恵まれたことをありがたく思います。
そして、私たちを信頼し、大切な人生の一部を共有してくださった患者さんとご家族、地域の医療・介護関係者の皆さま、そして私たちを見守り、エンパワメントし、常に正しい方向に導いてくださる皆さま。
改めて心から深く感謝申し上げます。
この20年間、私たちは様々なことに取り組んできました。
専門医による診療支援、医科歯科協働・在宅栄養サポート、クラウド型電子カルテシステムの開発、救急診療部、当直機能の地域共有、災害・パンデミック支援、離島医療、途上国・新興国での医療・ケア事業、訪問看護・看護小規模多機能、訪問リハ、臨床研究センターの設立・・
しかし、その出発点はいつも同じでした。
目の前の患者さんが、何を大切にし、どのように生きたいと願っているのか。
その願いに応えようとする中で、必要な医療を届ける仕組みをつくり、仲間を増やし、地域へと活動を広げ、時には既存の医療の枠組みにも挑戦してきました。
組織を大きくすることが目的だったわけではありません。
一人でも多くの人が、病気や障害があっても、安心できる生活と納得できる人生を送れるように。
その思いが、私たちの原動力でした。
そして、次の20年。
これからの悠翔会をつくるのは、今ここにいる仲間たち、そしてこれから加わる新しい仲間たちです。
一人ひとりが自分の可能性を広げ、主体的に挑戦し、互いに学び、成長できる組織でありたい。そのための環境を整え、挑戦を支えることが、私たち経営陣のこれからの一番重要な責任だと思っています。
また、社会の課題から目をそらさず、医療の質と倫理を大切にし、新しい知識や技術を積極的に取り入れながら、社会性・信頼性・先進性のある事業を通じて、これからの医療の新しい「当たり前」をつくっていきたいと思います。
組織が大きくなっても、私たちの仕事の原点は、目の前の一人の患者さんとご家族です。
変えてはいけないものを大切にしながら、変えるべきものは変え続ける。
「かかわったすべての人を幸せに」
この理念のもと、次の20年も仲間たちと挑戦を続けていきます。
昨日ご一緒いただいた皆さま、本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
佐々木淳




