ひと×ひと=笑×慮る×0→1×継続
最近、自分が事業をすることで考え付いた方程式です。
ひと×ひと=笑×慮る×0→1×継続
これをどうしていくかを考えていこうと思っています。
僕の中にも笑顔が入っているんですよね~
山下和典
売上100億円。それで、いったい誰が笑うんだ(´・ω・`)
KPIについて、これまでたくさんの本を読んできた。
KPI、Key Performance Indicator。
そして、その先にあるKGI、Key Goal Indicator。
どの本にもだいたい同じようなことが書いてある。
「KGIとは、最終的に目指すゴールを数値化したものです」
なるほどなるほど。
で、その「最終的なゴール」として出てくるものを見ると、売上だったり、利益だったり、シェアだったりする。
ずっと、ぼくはここに違和感があった。
いや、違うだろ、と。
人生かけて会社をやって、最終的に目指すものが「売上100億円」とか「利益10億円」とか、それちゃうだろ、と。
もちろん、ビジネスの本ばかり読んできたぼくが悪いのであって、その本になんの罪もないのだけれども(´・ω・`)
では、何をゴールにすればいいのか。
ここがわからなかった。
売上ではない。
利益でもない。
でも、経営である以上、何らかのかたちで数値には落としたい。
そんな感じで、ぼくは15年くらい、ずっともやもやしていたんです。
先日、ある方から、こんな整理を教えていただいた。
「実現したい状態 → KGI(結果)→ 結果を生み出す要因 → KPI(自分たちで動かせる指標)→ 日常的に確認する経営管理指標」
これを読んだ瞬間、
おおおおおおおお。
となった。
「実現したい状態」が、KGIより前にある。
エウレカ、エウレカである(´・ω・`)
そんなん当たり前だろ、という人もいるかもしれない。
しかし、世界で一番頭のいいチンパンジーよりも少しだけ頭の悪いぼくには、とんでもない発見だったのだ。
KGIが人生の目的なのではない。
その前に、
「自分は、どんな状態を実現したいのか」
がある。
そして、その状態が実現したと言える結果をKGIにする。
そのKGIを生み出す要因を考え、自分たちで動かすことのできるものをKPIにする。
そう考えた瞬間、ぼくの中で15年間ひっかかっていたものが、するするとほどけていったんです。
ぼくの人生の使命は、写真のような笑顔を増やすことである。
看護師が笑っている。
PT・OT・STが笑っている。
介護福祉士が笑っている。
そして、その向こうで、子どもが笑っている。高齢者が笑っている。家族が笑っている。
……まあ、実は真ん中の子、よく見ると泣いているがな(笑)
けど、ぼくは自分でもどうしようもないくらい、この写真が好きなのです。
なんか、いいでしょ、訪問リハ(´・ω・`)
人がいて、人に触れて、人と人とのあいだに何かが生まれている。
ぼくが会社をつくって、事業を続けて、たくさん失敗して、たくさん悩んで、それでもまだこの仕事をしている理由は、結局こういう景色を増やしたいからなんだと思うんです。
株式会社geneが存在することで、こういう景色が少しでも増えていく。
「リハビリテーションを『かたち』にする会社」として、ぼくが人生を使って実現したい状態は、おそらくここにあるんです。
では、2040年。
ぼくが経営者としてひとつの区切りを迎える頃に、この笑顔がどれくらい増えていれば、
「ああ、よくやったな」
と、自分で自分を認めることができるのだろう。
ここからが、ぼくのKGIを考える仕事なんだと思うんです。
もちろん、簡単ではない。
笑顔なんて、そのままでは数えられない。
サービスを届けた人数なのか。
地域で暮らし続けることのできた人の数なのか。
働く人の数なのか。
その人たちの生活や幸福まで含めた何かなのか。
あるいは、まったく別の数字なのかもしれない。
おそらく、何度もつくって、壊して、またつくることになると思うんです。
でも、それでいい。
15年間のぼくは、そもそもどの道を歩けばいいのかわからなかった。
今は違う。
歩くべき道の入口には、ようやく立てた。
だったら、あとは歩けばいいのでございます(´・ω・`)
そして、ひとつだけ決めた。
KGIは、ぼくはひとつにしたい。
ゴールをいくつも置けば、当然、いつか衝突する。
売上を伸ばす。
利益を増やす。
給与を上げる。
休みを増やす。
事業を広げる。
全部大切だけれど、それらを全部「最終ゴール」にしてしまったら、衝突したときにどれを選べばいいのかわからなくなる。
だから、最終的に目指す状態はひとつ。
その代わり、そのゴールには制約条件をつける。
そこにプロフィットを入れればいい。
利益は、ぼくにとって人生のゴールではない。
でも、利益がなくていいわけでもない。
赤字を垂れ流しながら、「笑顔を増やしております」と言っても、そんなものは長く続かない。
会社がなくなれば、翌年からそのサービスを届けることもできない。
だから、必要な利益率、財務の健全性、職員の待遇、労働時間、法令遵守。
そういうものは、
「この条件を壊してまでゴールを追ってはいけない」
という制約条件として置けばいいんだと思うんです。
ここまで考えたら、お金についてのぼくの考えも、ずいぶん整理された。
ぼくは、売上にも利益にもこだわる。
かなりこだわる。
経営者だから当たり前なんです。
ただ、お金に囚われたくはない。
お金は、ものすごく強力な道具である。
お金があれば、人を雇える。
給与を上げられる。
教育に投資できる。
新しい事業を始められる。
必要な人に、必要なサービスを届け続けることができる。
だから、お金はものすごく大切なんです。
でも、道具は目的ではない。
少なくとも、ぼくにとってはそうなんです。
売上100億円になったから、自分の人生を認められるのではない。
その100億円を使って、どんな景色をつくったのか。
何人の人と関わったのか。
どれだけ、この写真のような場面を増やすことができたのか。
最後に自分へ問うのは、おそらくそこなんだと思うんです。
2040年まで、あと14年。
KGIは、これから何度も考え直すでしょう。
KPIも変わるでしょう。
会社のかたちだって、ずいぶん変わっていると思います。
でも、ようやくわかった。
数字から経営を始めるのではない。
最初に、
「どんな景色を見たいのか」
を決める。
そこから数字へ降りていけばいい。
15年間、霧の中でぼんやり探していた道が、ようやく見えたんです。
エウレカ、エウレカ。
あとは、その道を歩いていくだけなのでございます(´・ω・`)