人がつながると、地域は変わる。
在宅療養支援も、多職種連携も、地域包括ケアシステムも、災害支援も、実は「コミュニティデザイン」なんですよね。
人と人とのつながりを、地域を変えるエネルギーに転換してきたStudio-L。その20年間の101の実践事例が「前例集」としてなんと全公開。
どのように地域が動き、地域が変化し、そして地域が価値を生み出してきたのか。どこに誰がどう作用することで、何が起こったのか。誰にも正解がわからない複雑系の課題に、試行錯誤と理論で挑む。肝となるのは、投げたしたくなる面倒くささをワクワクに変えるノウハウ。ここにコミュニティデザイナーの存在意義があるのではないかと思った。
医療福祉系の事例も豊富で、どれも勉強になるが、それ以外のカテゴリの取り組みも、それぞれに見逃せないエッセンスが含まれている。
1300ページのすべてに目を通すには半年位時間がかかるかもしれないけれど、でも、その価値のある業績集(「前例集」)。
とりあえず個人で買うには少し高いかもしれませんが、人に関わる仕事をしている法人さんの経営企画室や学校の図書館などには1冊ずつあっても良いのではないかと思います。
山崎亮さんとはほぼ同世代、事業立ち上げたのもほぼ同時期、それぞれ互いの職業を志した時期があるという不思議な共通点もあり。
フィールドは違いますが、このような活動実績を目の当たりにすると、大きな刺激になります。本の内容のみならず、モチベーションをいただきました。
studioLのこれからの発展を祈念しています。
出版おめでとうございます。
佐々木淳




