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退院はゴールではない。人生の再スタートだ。

退院支援は人生の再構築を支援すること。
退院は病院にとってはゴール、でも患者にとってはスタート。
できるだけ早く、できるだけいい形でスタートラインに戻してあげたい。
入院によって元気になれる人もいる。
でも、入院による不利益によって衰弱してしまう人もいる。
終末期でこれ以上回復できない、今日が一番いい状態、という人もいる。
急変のリスクが高いから帰せない。
病院からそういわれて、自宅に帰ることを諦める患者さんはまだまだ少なくない。

しかし、入院していたら「急変」は起こらないの?
多少危なっかしくても、思い切っておうちに帰ってみた。
そしたら、けっこう元気になった、危惧されていた急変が遠ざかった。
そんな人、たくさんいますよね。

そもそも日の単位、週の単位の予後の人にとっては、病院にいようが、家に帰ろうが、「なにか」は近い将来必ず起こる。その日が来るのをただ病床で待つ。スタッフの関心は「痛みは10段階でどれくらいですか?」。そこじゃないだろうと思う。
その日が来るまで、どう過ごすのが本人にとっての最前なのか。
もしあなたが患者だったら、何を望むだろうか。無意識にあなたの脳を支配している「なにかあったら」を一度OFFして考えてみたい。そして、それが「家に帰りたい」なら、いつでもそれを受け入れられる地域でありたい。
誰のための、何のための入院なのか。
そして退院支援なのか。

今日は十和田市で宏子姐さま(かあさま)とタンデムで講演。
なぜかこんにゃくおでん味噌を持参してしまったた私。ちょっと寝不足か(汗)。
宏子姐さまの硬軟織り交ぜた魂の叫び(講義)を聴きながら、それでもAgeing in Place を支える地域のつながりが少しずつ進化、そこにつながる専門職の意識が少しずつ変化しているのも実感する。
十和田の素敵な多職種の方々との濃密な3時間。
10年ぶりの再会あり、有意義な新しい出会いと学びのあり、とても貴重なひとときとなりました。

会場となった十和田市地域交流センター「とわふる」はスタイリッシュなミニマル空間。
ビーツの産地とのこと。併設された素敵カフェで美味しいボルシチいただきました。ちなみにボルシチはロシア料理じゃなくてウクライナ料理ですからね。みなさん。
座長をおつとめいただいた杉田純一さん、司会の山端美樹子さん、主催の太田緑さん、そしてすっごい足長な写真を撮っていただいたスーパーカメラマンの丹藤淳さん、ありがとうございました!

またお会いできるのを楽しみにしています。
来年は東京(在宅医療連合学会)で!

佐々木淳

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