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Grabバイクと社会保障の未来

担当セッションを終えてバンコク市内に。
Grabバイク初体験。とても便利で早い。呼ぶと3分後に到着、googleマップの到着予想よりかなり巻きます。
渋滞の隙間をスイスイ。でもカオスの中にも暗黙のルールの存在を感じます。
とはいえ渋滞もだいぶ少なくなった気が。
ドライバーのマナー(ルール強化?)と交通フローの設計、そして公共交通機関の整備が進んだことによるものでしょうか。
タイは着々と成長を続けています。
バンコクの生活レベルは日本の地方都市よりもかなり高いのではないかと思いました。

PMACではセッションでご一緒したASEANやアフリカからのパネリストの先生方と新たにつながり、世界銀行やJCIE、JICAの関係者の方々とも改めてご挨拶させていただくことができました。
セッションでは、世界的に高齢化が進む中、病院・入院を中心とした医療からの脱却が前提として議論が進められました。
シンガポールでは既に政策に反映されていますし、マレーシアやインドネシアでは、医療ではなくコミュニティのエンパワメントによって少子高齢化を乗り切ろうとしています。
僕も、特に超高齢者に対する入院医療の限界と弊害について、入院治療とその後の機能低下に対するケアにかかる社会投資が、継続的・計画的な健康管理による予防的介入のコスト大きく上回る可能性についてお伝えしました。

社会保障費の負担増加も世界共通の課題です。
社会保障費払いたくない、というのであれば、公的医療介護の単価を下げるのではなく、それ以外の部分で自助努力を増やしていくしかありません。
日本以外の国では(自費でそれを担える方を除き)その増大を抑えるために、ボランティアやその他の社会セクターの活用が進められています。
もちろんそれは一方的に提供されるのではなく、時に自分たち自身が提供する側にも回る必要があります。

セッションも、医療をいかに最適化するかではなく、いかにコミュニティに対して、教育や支援を行っていくかが色の中心でした。
日本では、そもそもそれが難しいからこそ、介護保険制度が創設されたわけだし、医療保険で社会的入院の一部をカバーしてきたわけですよね。
多分、これ以上社会保障費を払いなくないとおっしゃってる方々のほとんどは、何かあった時、自分や自分の家族だけは誰かが何とかしてくれると思ってるんじゃないかと思いますが、制度の援助を削るとそうはいかなくなります。
思考停止に陥ることなく、誰もが自分事として考える必要があるのだと思います。

佐々木 淳

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