災害支援は『これから』が本番―熊本支援は新たなフェーズへ
本日より熊本でボランティアの登録が始まりました。
電気・水道は順次復旧が進み、災害支援のフェイズは急性期から回復期にシフトしつつあります。
メディアでは、支援の「不手際」ばかりが強調されますが、行政や各団体の努力とその成果は素晴らしいと思います。
前回の地震の経験から地域コミュニティの「耐性」も大幅に強化されており、避難所への避難者は前回18万人に対して今回は1万人! イオンモールにしても、買い物客の強力かつスムースな避難がなかったら、と思うとぞっとします。
公的機関も民間も、攻めの減殺・プッシュ型の支援が大きく奏功していると思います。
もちろん課題はある。だけど、公助中心の支援でここまでスムースに動かせている、ということは、きちんと評価していいと思います。
ご意見される方はいますが、支援に対する不平を言える立場にいるのは被災者の方々だけ。
まずは被災地の復旧・復興を全力で支援しつつ、よりよい支援に向けて、さらにフィードバックを回していくことが大切だと思います。
今回被災しなかった地域も、自分ごととして災害対策を考え、主体的に備えていく必要があります。
私たちも改めて、関わる地域における「地域BCP」を見直したいと思います。
生活期ニーズが顕在化するのはこれから。
目が届きにくい場所のニーズを共有し、「防ぎえた死」を減らすためにも、これからが支援の本番。公助依存ではなく、互助の力がより強く問われる領域です。
動ける人は、アプリをダウンロードしてみてください。
専門職として機能したい方は、支援団体・連携法人とのサービスを基軸に。
炎天下で厳しい環境で避難生活している方々が1日も早く日常を取り戻せますように。
そして支援活動に従事されている皆様、本当にお疲れ様です。
なお、医療支援についても、DMATからJMATへの移行が徐々に進められていきます。
日本医師会からは、本日8月5日、前日に開催した第2回災害対策本部会議の内容が公表され、「多数のJMATを長期間、継続的に派遣する体制が必要」として、都道府県医師会に派遣登録と協力を求めています。
要請主体:日本医師会
熊本県医師会の要請を受け、都道府県医師会へ順次、派遣登録を依頼。
対象:JMATチーム(個別の対象職種・資格要件は未記載)
応募条件:所属する都道府県医師会を通じた組織派遣。
個人が直接現地入りする一般公募ではありません
活動期間:短期単発ではなく各県が派遣ラインを組んで継続的に交代派遣する方針。
申込・登録先:各都道府県医師会
問い合わせ先:日本医師会地域医療課
指揮命令系統:熊本県保健医療福祉調整本部の下に熊本県JMAT調整本部を設置。
宇城保健所に宇城地域本部、八代市役所に八代地域本部を置き、派遣チームを調整。
医療機関間個別支援ではない形の医療支援に貢献したい医療職は、JMATに登録するというのが1つの選択です。
ちなみに本日時点では、熊本県内ではDMAT 78隊が支援活動中。加えてDMATコーディネーションチーム89隊が本部・調整業務に従事しています。DMAT関連チームは計167隊が活動中、ということになります。
JMATは昨日時点で9チームが活動中。
今後、DMAT中心の急性期対応から、JMATによる巡回診療、被災診療所・高齢者施設支援へ移行していく段階です。
【令和8年熊本地震】「くまもとアプリ」に熊本県内の災害ボランティア募集情報を掲載しています
https://www.city.kumamoto.jp/kiji00372213/index.html?fbclid=IwY2xjawTfv-tleHRuA2FlbQIxMQBzcnRjBmFwcF9pZBAyMjIwMzkxNzg4MjAwODkyAAEeeFLpC97z7hHSsmitRUUxdtREcgfTfbdQQLe8OG4Ig1hFVKVrjVisDLrgPCQ_aem_ZOgSBov8b5pSjaUkFz3bSA
佐々木淳