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医療費を下げる一番の近道は、健康に投資すること

目先の削減より「健康投資」
重要なのは「医療費をどう削るか」ではなく「どうすれば医療にかからなくて済むか」。
「予防医療」は総医療費を下げない、とよく言われますが、フレイル高齢者の入院に関しては、間違いなく医療費を下げると思います。

いま、急性期病院の入院患者の34%は85歳以上の超高齢者。
その入院原因の過半は感染症や骨折などの脆弱性疾患。
その背景にあるのは低栄養とサルコペニアです。

おいしく食べて体重を守る。
しっかりタンパク質をとって筋肉を守る。
これができるだけでフレイル・プレフレイル高齢者の入院・死亡のリスクを下げることができる。

しかし日本の医療は食支援に対する評価が低く、介入手段も限定的。給食予算も不足し、入院・入所患者に十分な栄養を確保するのも容易ではありません。
栄養+食支援にもう少し「投資」すれば、入院回避(入院の長期化・再入院の抑制を含む)を通じて、入院医療費の削減という大きなリターンが返ってくるはず。
なにより患者の生命予後・QOLも改善します。
やらない理由がないと思います。

公明党の秋野先生たちのご尽力で、改正医療法には、高齢者の肺炎・骨折による入院を防ぐために、栄養ケアを充実させる旨が附帯決議されました。
にもかかわらず、医薬品ONSを保険適応外にするなど、それに逆行する議論が行われています。高額療養費もそうですが、公的保険は何に重点投資すべきなのか、まずはそこをもう少しきちんと議論したほうがいいと思います。お金がないのはわかっている、だけど、変にケチれば余計に高いものにつく。

公明党の秋野公造先生と「予防医療」について対談の機会をいただきました。
足りないところにきちんと投資することで、結果として医療費が下がる。慢性疾患の多くが、実は幼少期に運命づけられているとも言われていますが、保険医療にとどまらず、より広い視野でプライマリヘルスケアを捉え、それを政策に反映させていく、そんな流れが生まれればよいなと思います。

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