違和感から始まる医療のアップデート
千葉市休日救急診療所の当番でした。
今日はウイルス性上気道炎とウイルス性腸炎の方がメイン。
研修医のころ外勤していた診療所には「上気道炎」や「急性胃腸炎」などの「病名ゴム印」がありましたが(すでに何を言っているのかわからない人のほうが多いのは承知してます)、あれがあったらなーと思いました。近々電子カルテ化されるとよいのですが、手書きは時間がかかります。
患者さんは若い世代が中心でした。
平日の昼間に診療に行けないからなのかな。数日前から具合が悪くて、という方もちらほら。
救急車も数台お受けしましたが、いずれも救急車を自力で降りて「ウォークイン」するというスタイル。
二次搬送はゼロでした。
渋滞の帰り道を運転しながら考えました。
今日の診療内容であれば、実はオンラインにリプレイスできるのかもしれない。
活状況や内服薬、症状を丁寧に問診して、体温・血圧・脈拍・動脈血酸素飽和度のデータを確認し、咽頭や皮膚など患部を見せてもらい、診断して処方する。薬局に取りにいってもらってもよいし、届けてもらってもよい。そのほうが患者さんも楽だし、院内処方の縛りもありません。
インフルコロナの抗原検査は自分でやってもらう。もちろんそれ以外の検査が必要と判断されるケースは受診を促す。
それでよいのではないか。
こんな選択肢が確保されていれば、今日の患者さんたちの75%くらいはこちらを選んだのではないか。であれば内科・外科・小児科だけで6人も医者が並ぶ必要もないかもしれない。
オンライン診療が普及すれば在宅医療を含むプライマリケアの形も、救急医療の形も変わっていくはず。
公的診療所の診療スタイルはそう簡単には変わらないと思いますが、この違和感を放置せず、自分たちの診療フィールドにおいては少しずつ変革に取り組んでいきたいと思います。
佐々木淳
