対話のなかに咲く、一輪の花
全ての患者さんと豊かな対話体験ができるわけではありません。苦戦しました。そうした時は自分の考えを押し付けるのではなく、相手がどのような人なのか、丁寧に関心を持つことが大事です。圭さんの言う“即興”や“調律”ですね。
また,「言葉を大切に」「変なカタカナ語を使わないように」とも教わりました。1つひとつの言葉を丁寧に伝えて、患者さんがどのような解釈をするか想像しながら言葉を丁寧に紡ぐようにと。
語られるのがあまりに重たい人生だと一緒にぐさりと刺さって、立ち直れなくなることもあります。自分の感覚としては、対話の中に一輪の“花”のようなものが見えたときに、その“花”の話をして話が広がっていくと、その人が何となく大切にしているものを一緒に見つけられる気がしています。
対話はケアになるのです。人は関心を持たれたならば無条件に「あるがままの私に関心を示してくれている」ということが分かります。話を聞いてもらっているという実感自体こそが,大きな力付けになります。それがケアの本質であり基礎なのです。
岡田圭さん、宇都宮宏子さんとの語りは、予定されたオンライン対談の前に始まり、そして予定された時間を過ぎても止まることはありませんでした。
この二人の前だとなんとなく素の自分になれる気がします。
圭さんは文字通り僕にとってもスピチュアルケアカウンセラー、宏子さんはまさにかあさんのように見守られ、怒られ、叱咤激励され。このご縁には本当に感謝です。
オンラインで配信しきれなかった部分も含めて「看護管理」2月号にその内容が紹介されています。
葉の一つひとつを味わいながら、一行一行を丁寧に読んでいただけたらと思います。
https://www.igaku-shoin.co.jp/journal/686
