病院の外で“急性期”を支える ― 台湾の在宅入院に見る新しい看護の役割
「看護管理」1月号に、在宅入院(在宅急性期治療)について、台湾の事例を中心に寄稿させていただきました。
在宅入院の主役は実は訪問看護師。
フランスでも英国でも台湾でも、在宅急性期治療においても医師のサポートは遠隔(オンライン)が中心。実際に患者をアセスメントし、医療ケアを提供するのは看護師やセラピスト。
日本でも、自宅で尿路感染や誤嚥性肺炎を治療する場合、まずは医師が往診し診断し自宅で治療継続すると方針決定がされれば、実際には訪問看護師が特別訪問看護指示書に基づいて連日の点滴や在宅酸素の管理などを支援するのが一般的だと思います。
違いはその評価の仕組み。
日本では医師も看護師も訪問1回あたり、処置1つあたりいくらと定められた単価に基づいて出来高で診療報酬を請求しますが、海外の在宅入院の多くは包括報酬。一連のの治療として、あるいは1日あたりいくらと報酬が定められています。
その中で、訪問看護師はその内容と責任に応じた十分な報酬が得られるようになっています。
出来高に依存すると、ホスピス型住宅に見られるように、加算を取るための必要以上のケアが提供される生じるかもしれません。
在宅で急性期対応できることの重要性は、もはや論ずるまでもありませんが、日本でも最適な形で急性期を自宅で対応するための評価の仕組みがあればと思います。
https://www.igaku-shoin.co.jp/journal/686
